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イタボガキの旬とは?

2022.12.14 - Wed

採苗より1年弱が経過し、母集団平均で100g
程度(80∼110g)がありました。

当種は、成長が緩やかなことが影響している
のか、斃死が少なく、付着物に強いため、
とにかく扱い易さはあると感じています。

ちなみに、イタボガキはヨーロッパヒラガキ
と近縁種で、日本の固有種の位置づけです。

日本では珍しい「卵胎生種」(母貝の中で受
精をおこない、幼生の型で産み出す。産仔。)
となります。

イタボガキの旬については諸説あるようですが、
実際に11月後半から身入りと殻の伸びが良く
なりましたので、冬∼春が適当ではないかと
思います。

【料理法】
身はマガキと較べると薄くて内臓が少ないが、
貝柱は大きめ。
上の殻をはずして、レモンを掛け、すすり込
むのが定番。
味は上品かつ繊細で、淡い渋味がワインに合
うという。
その他、フライ・グラタンなど、様々な料理
に用いられる。
(MARUHA NICHIRO「おさかなギャラリー」
より引用。)