採苗より1年弱が経過し、母集団平均で100g程度(80∼110g)がありました。
当種は、成長が緩やかなことが影響しているのか、斃死が少なく、付着物に強いため、とにかく扱い易さはあると感じています。
ちなみに、イタボガキはヨーロッパヒラガキと近縁種で、日本の固有種の位置づけです。
日本では珍しい「卵胎生種」(母貝の中で受精をおこない、幼生の型で産み出す。産仔。)となります。
イタボガキの旬については諸説あるようですが、実際に11月後半から身入りと殻の伸びが良くなりましたので、冬∼春が適当ではないかと思います。
【料理法】
身はマガキと較べると薄くて内臓が少ないが、貝柱は大きめ。上の殻をはずして、レモンを掛け、すすり込むのが定番。味は上品かつ繊細で、淡い渋味がワインに合うという。その他、フライ・グラタンなど、様々な料理に用いられる。
(MARUHA NICHIRO「おさかなギャラリー」より引用。)
イタボガキの旬とは?
2022.12.14 - Wed