今季の岩ガキ種苗出荷について、種苗生産の遅れや、その後の成長が緩やかなため、なかなか生産者様への分譲が進んでおらず、たいへんお待たせしております。

心よりお詫び申し上げます。

お時間をいただきますが、良い状態でお渡しできるように調整してまいりますので、今しばらくお待ちくださるよう宜しくお願い申し上げます。

つきましては、今後の種苗設計（仕立て）の変更についてお知らせ致します。

当事業所では、岩ガキ種苗（シングルシード）の採苗手法として、KP（カルチ）を使用したハク離整形種を採用しております。
この種苗特性として、付着初期段階にKPからハク離して刃先を真っすぐに矯正することにより、付加価値として、その後の優れた成長促進や形の良い殻型を得ることができます。

従来の種苗設計としては、殻型の形状（深み）と成長のバランスをとり、どちらかと言えば形状に傾倒した仕立てをイメージして整形を行ってきました。

今後は、近年の海の状況等を鑑みて、ハク離痕をしっかり確保することにより、その後の成長促進を図り、岩ガキの成長特性に合わせた種苗に変更してまいります。
（整形の段階で、しっかり長さ【殻長】を確保し、深みを抑制する。より成長を促す。）

引き続きよろしくお願いいたします。