2022年6月下旬より垂下した「だっこホルダー」について結果をお伝え致します。

まず、昨年秋の台風の影響でホルダーからの落下が多く目立ちました。
この点については、岩ガキ種苗とホルダーの一体化に強度（巻き込み）が足りなかったことが影響したと推察され、時季的に改善は可能であると思いました。

次に、台風通過後に残った垂下個体についてですが、この期間（2022年6月～2023年4月）における斃死はほぼ認められず、良好な感触を得ました。
垂下の場合、塊体で飼うよりも個体養殖の方が生残が良く、ヒラムシなどの外敵を寄せ付けにくい印象を受けました。

今回は、落下防止と種付けの時季を意識して、ホルダーの成養期間を長期（2023年1月～4月：3か月）に設定して、本日、新たに垂下試験を開始しました。

この経過につきましても、時季をみて報告できればと考えています。