本日、イタボガキについて今季最終の誘発採卵(産仔)を行いました。
今シーズンは、6/20に最初の幼生収容をおこない、本日、9/1に至るまで定期的に合計6回の種苗生産を実施しました。
通期の感想として、幼生収容に関しては、割と難なく収穫はできたものの、管理については眼点の出現率が安定的ではなく、付着(着底)のタイミングでかなりの工夫が必要だと感じました。
種苗生産としては、時季後半にかけて、付着率の向上を改善できたように思います。
今季に関しましては、昨季までの試験生産から量的生産となる初年度ということもあり、シーズンを通して、本種を丁寧に観察をおこないながら、量的には抑え、データ収集にフォーカスしました。
毎年、状況は変化していくとは思いますが、更なる生産拡大へのイメージは定量的に蓄積できたと思います。
添付画像は、結果が良好な近日の付着になります。一定サイズまで、陸上で管理をおこない、順次、沖出しを行っております。
今季のイタボガキ採卵(産仔)を終了。
2023.09.01 - Fri