本日、イタボガキ種苗の選別と網替えをおこないました。
今季は、本種の量的生産をおこなった初年度ということもあり、6月∼9月下旬にかけて、小ロットを多数回に分け、種苗生産の適時季を見極めながら、生産量的には抑制をかけて立ち回りました。
ですので、まだ沖出しして、ハク離をおこなっていないロットもあり、出荷時期としては、全体として早くても12月初旬あたりを目安に各作業をおこなっていく流れとなりそうです。
来季には、11月より出荷準備が整うよう生産調整していきます。
ここで、今後の展望についても書き加えておこうと思います。
昨季、このイタボガキについて、各生産者様に試験出荷をさせてもらい、各地で試験養殖をおこなって頂きました。
その経過については、思うような結果を得られなかったという声も寄せられ、僕自身もたいへん心痛い思いを感じております。
各地での生産状況を推察すると、このイタボガキという種については、海域との相性を考慮し、生息域を限定していくような養殖海域、例えば、播磨灘を限定ブランディングする方向性も視野に考えていくことも必要ではないかと思います。
今季のイタボガキ種苗の進捗と今後の展望について。
2023.10.13 - Fri